
すこし具合良くなってきたので、「会場で見かけた気になる車両」第一弾お届けします。
このクルマは、会場入口近くに広々とスペースを設けたブースに展示されていたものです。個人的に好きなカラリング、ターコイズブルー系でまとめられた印象的な外観が目を惹きました。フラットヘッドという、長野に拠点を構える国産小生産の被服屋さんが持っているクルマでした。ホイールも格好良い。

テールからの長めも素晴らしいです。ピカピカに磨かれたクロムパーツや、それに仕切られたボディと同系のカラーでまとめられたルーフなど、見所満載。特に、途中で途切れずにラウンドしているテールサイドガラスには驚き。絶対に当時、この形状を作るのはたいへんだったと思います。リアタイアの隠れ具合も素晴らしい。

各部ディテールもヨダレもの。フロントライト脇のわずかな装飾物を金色のアクセント処理したり、ドアハンドル周辺に控え目なピンストライピング。ボディサイドのペイント文字もバランス良く入れられています。このクルマは、個人的には数多ある展示車両の中で、レベルとバランスがものすごく高次元で釣り合っていたと思っています。
ちなみに、多分当時のアクセント物だと思うのですが、ボンネット両脇にまるで銛のような物体が埋まっているのが気になりました。まさか、飛び出して遅い前走車を射すんじゃないでしょうね?
やかん