
先週末の話ですが、月末参戦予定の第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍(ノリクラ)用のマシンをようやく仕上げました。
ただし、サドルが入手できなかったり、SPDペダル周りがまだだったりと、虫食い状態です。なのにあまりに連日忙しく、フィニッシュに漕ぎ着けない。最悪、足りない部品などをなんとかギリギリまでに入手して、当日現地で仕上げなければいけないかもしれません。ノリクラは出走の受付が伝統的に土曜日なので(レースは日曜)、現地にたどり着いてしまえば少しゆとりがあるのです。
では、簡単に作業内容を紹介しておきます。

ヒルクライムレースなので軽量命ということで、チューブには今や絶版のパナレーサー・グリーンライトチューブをチョイスしました(写真右)。と思いきや、経年劣化でひとつは随所に小さな穴が空いていて、もうひとつは空気注入時に変形をして破裂しました。グリーンライトチューブはポリウレタン樹脂の超軽量チューブで、メーカーでも「レース専用チューブです。通勤・通学などの日常的な使用には適しません。」と当時からインフォメーションしていましたし、経年の耐久性にも問題があり、その煽りをもろに受けたカタチになりました。ゴムですから、ものによってはバクテリアなどに食われてしまうこともあるのです。科学分解。
それではと、代替えに用意したのがまたまた絶版の、同じくパナレーサーのXAIR(写真左)。こちらは、エアフレックスライトブチルを使ったもので、チューブ自体に気持ちの良い弾力がとてもあり、プチ・サスペンションのような効果があります。メーカーでは「チューブレスライクな乗り味。タイヤ性能を引き出すフレキシブルチューブ。」と謳っていて、このシュウィン(SCHWINN)・モアブ(MOAB)3に元々組んで使っていました。ただし、このチューブも注意書きはグリーンライトチューブと同じです。

リアタイアは、こちらで紹介したシュワルベ(SCHWALBE)の特殊品、ヒューリアス フレッド(FURIOUS FRED)。すごいノブの低さ&少なさですが、空気を入れたら意外やボリュウムのあるタイアでした。横滑り度はやはりある程度デンジャラスです。当日、登りは大丈夫と思いますが、下山を気をつける必要がありそうです。情けないことに、フロントは使い回しのトレッドがなくなってツルツルのケンダ・コンフォートというタイアにしています。ますます、下りが恐い……。

完成はこんな。ハンドルやブレーキ、コンポーネントは元々付けたままの状態だったので、一から組み上げることはなかったのがセーフです。今時珍しいか、結構パリパリのXC(クロスカントリー)マシンのような出で立ちになってしまいました。ボトルケージもW仕様です。
ちなみに、懸案のサドルはひとまずアイアンホース・マーベリック5.0から別グレードのBG(Body Geometry)モノを剥いで付けました。ゴメンよアイアンホース(泣。
で、あとはSPDかー、と思っていたらとんでもトラブル発生しました(やっぱな)。続く……。
*にしても、ホント、連日どうにかなってしまうぐらい忙しい! これ、書くのもカツカツです。
やかん