
先日のツーリングセローに引き続き、カワサキの定番オフロード車、KLXにも乗りました。
そもそも、ぼく、このKLXの前身にあたるKLX250SRに日頃乗っています(1996年製)。ですのでフィーリングなどは、馴染み深いものです。
ただ、インジェクション化され、セルオンリーとなった車体には、特別な感慨もなく。普通にいいモーターサイクルね! って感じで、車高の高さ(シートも高い)はそのままオフロードでの戦闘力に繋がり、正直「相変わらずあなた硬派ね」と感じました。
元々のKLXの系譜である高回転型エンジンの特性もそのままで、とにかくぶん回せるしぶん回さないと楽しくない! この車両で燃費は計りませんでしたが、旧車のぼくのでも24km/L走るので、最新版はさらに燃費いいと思います。

流行りのウェーブローターに、変わらない伸び側の減衰力を調整できるフロントサスペンション。当時、抵抗がすこしある、と指摘されていたガードは改善されている。

クラッチカバーはkawasakiの削り文字が省略され、キックアームの根元は黒い蓋がされる。マスターが一体化されていないリアブレーキの機構は改善を望みたいところ。

ぼくのSRと大きく違う、セルモーターの装備。重量増と引き換えに容易な始動を確実にする。

シュラウドはレーサーKXシリーズと共通意匠のセパレートタイプ(グリーン/ブラックで分割)。このデザインは素直に羨ましい。

バッテリーを搭載してもスリムな車体は相変わらず。消音と排ガス規制、パワーを両立させたサイレンサーは純正としてはカッコイイ。
ヘッドライトも格段に明るくなったりと、日頃使いの勝手を向上させながらダート走行能力も高いレベルを維持していて、KLXこそ積極的にオフロードに挑戦して欲しいマシンだ、と強く感じました。
低価格で使い勝手がよく、これだけの戦闘力を持ったトレール車は、いまやKLXだけだと思いますよ。
やかん