
タイトルのとおり、ことの始まりはAFV系模型雑誌であるアーマーモデリング誌上で行われる、『AMオーディション』なるお祭りに参加する為でした。
過去、別のコンテストに参加したことある雑誌ですが、今回のテーマである「1(壱)色のみとする」レギュレーションが自分の得意とするところだったこともあり。(単色、と置き換えることもできますね)

というのが、じぶん、戦車模型はそのほとんどで基本色は成形色そのままを使っています。要は、無塗装です。転輪のブラックやハッチ裏のホワイトは塗りますが、ボディ(と言っていいのかは謎)は塗らず、ウェザリングなどをするだけです。昔から、どのメーカーもそれっぽいプラ色で作ってくれているので、せっかくだし。
同オーディションのその他のレギュレーションは、スケールは自由、フィギュアの有無は無制限。ただし、単品作品のみ。ダイオラマ(ジオラマ)やヴィネットは禁止。作品そのままの人もいるでしょうが、今回は『ベース』も評価ポイントに。種類や色、車両の配置や小物による演出が必要とされる、と。
ただし、このベース上に複数の車両を配置することは禁止でした(一部、例外あり)。
細かいですが、『壱色』も一部、例外はありました。
審査は、編集部に送る写真のみ。完成写真3点の制限で、当然、つまり写真の技術、映え具合も大事になるという形態です。
◆難儀したキット選び
ということで、まずはキットの選定から始めることにしました。しかし、それが簡単にはいきません。なぜかと言うとじぶんは、(特に)戦車は可動しないと(基本的に電池とモーター)作りたくない、という変な嗜好があります。幼少期、タミヤ製のチーフテンという戦車のリモコン版を作って遊んだ時の感動が染み付いていて、『動かない(走らない)戦車模型』に一切興味がないのです。
そして、この可動戦車を一時期、推進していた日本のタミヤにより、戦車模型のスケールはほぼほぼ1/35が主流となり、よってこのサイズのキットは完全、選外ということになりました。今や貴重品となったモータライズ戦車キットを使って、静物オンリーのコンテストに出すのはあまりに勿体ないので。
よって、国内メーカーで一部、モータライズ戦車キットをリリースしている(新品が買える)1/48スケールも避けたい。そもそも、1/35に対して小さくなる1/48スケールの戦車キットが、どうにも好きになれません。


ということで、本当は積み(罪)プラの中にハセガワの1/72スケールでエイブラムス戦車があったのですが、クローゼットにめいいっぱい詰め込まれた膨大な山から見付けることができず(時間もなく)、新規で何か探す旅が始まりました
1/35スケールに対して、極端に大きいか極端に小さいか
そうして、各メーカーのwebサイトを見たり輸入キットを扱っているページを見まくって最終的に絞ったのが、フジミ模型の1/76スケールで車両が2つ入っているお得キット、『日本陸軍 一式砲戦車 ホニ』。結構根強いファンがいる1/144スケールだとさすがに色々が厳しそうだったので(ヴィネットには最高ですが)、このあたりのスケールが限界かなと。

▲人生初の帝国陸軍モノ。フジミ模型のロゴは新しくなっている。1/76スケールという中途半端さは、どこから来たのか?
さらに、このキットには同スケールの日本陸軍歩兵セットと四一式山砲が同梱されているスペシャルVer.があり、賑やかし要因にとそちらを選びました<フジミ模型 1/76 SWA33EX-1 日本陸軍 一式砲戦車 ホニ(2両セット)特別仕様 (日本陸軍歩兵付き)>
編集部が、レギュレーション解釈ちょっと複雑かもしれないので質問あったら聞いてちょ、と言うので山砲について確認したところ、
「複数車両の件で『牽引状態ならOK』と書いておりますので、砲も牽引状態ならレギュレーション的に安全かと思います。砲の中には車両かどうか微妙なものもありますが、あくまで『単品』のオーディションになりますので、過度に物を置かないほうが審査的に良いかもです」
という回答をいただき、なんとこの時点で四一式山砲がボツになってしまいました
その後は、レギュレーションの紙と対比させながら、コピーした組み立て説明書に書き込みをしたりにらめっこして案を練る。そもそも、この『一式砲戦車 ホニ』なる物をまるで知らないので、どんな車両かを調べるところからも始まりました。

▲どんな車両か、まずそれを知らないと構想も湧かない。今回はレギュレーションが複雑なので、その整理も重要。
結果、下半分(足周り)がなんと九七式中戦車 チハと同じであることが解り(西隊長)、その上に乗っかる『車体』もほぼ一緒ということで、くわえて山砲と併せて現物が『靖国神社 遊就館』という施設で見られる(チハが)、ということで足を運ぼうと考えました
しかし、結果的に日程がどうにも合わず、オーディションには当然、期日があることから断念 その時点で調べがついている内容のみで挑むことになりました。
なお、本来は枯草色と草色、土地色の3色で迷彩されることが多かった車両のようですが、今回は単色縛りなので枯草色をベースに仕上げることに。
それでは、制作編です。
◆1/76スケールならではの小さな足周りに驚く
フジミの戦車は作ったことがないので、念の為、キットはすべて中性洗剤で脱脂しておきます。そのあとで、ざっとパーツの確認。覚悟はしていましたが、小さい……。成形色は、
「作業性を考慮し、見やすいように成型色は以前のブラウンからグレー系へ変更しました。」
とのことなので、いずれにしろ塗装が必要ですね。

▲洗い桶にぬるま湯を張り、

▲中性洗剤を溶かし込み、漬け置き。

▲洗浄し終えたランナー状態のパーツを乾かし、構成などを確認。小ささにおののく一瞬。
それで、キットには2両入っているのでまず片方を作ってみました。

▲1台分のベース部だが、とにかくバリの多いキットで、その除去やどこまでがバリなのかの判断に難儀。

▲ただでさえ小さな上部転輪が、さらに細かく。モールドは、思ったよりしっかりとしている。

▲転輪は、サスペンションボギーと一体。ここも、バリだらけ。
パーツが細かくなかなかにたいへんでしたが、どうにかクリア。

▲起動輪、誘導輪も着けた状態。左側。

▲上部転輪は、何気にサイズ違いの構成となっている。

▲合いがなかなかにビミョーなキットだったので、昔ながらの輪ゴム固定に加え簡易バイスでなるべくずれないよう接着。

▲オープントップと言っていい砲塔周りを除き、大まか九七式中戦車 チハと同じ車体周り。
小ささも相まったあまりの苦労に、この時点で履帯を付けるのを忘れています
気を取り直して、ゴム素材でベルト式の履帯を焼き止めして、装着。ゴム素材と書いてますが、タミヤと似たいわゆるゴムプラ素材かもしれません。それが後々、たいへんなことを引き起こします。

▲長大な砲は、キットでは上下の可動が再現されている。接着はやや難しい。
対比としてジッポライターを脇に置いてみましたが、とんでもなく小さい。覚悟はしていましたが、ここまでとは。それだけに、不満な箇所がいくつかあります。
最たるものが、要である『九〇式野砲』(きゅうれいしきやほう)のディティールが甘いこと。この戦車(自走砲や自走式野砲と呼ぶ人も)の最大の特徴である強力な砲が、スケールの都合でやや雑。手を入れられるレベルで、すこしだけ改修しました。

▲口径75mm、砲長2,850mm(資料により差異あり)、初速は638m/sだったという。が、砲身は開いていないし、砲弾の装填トレイなども悲しいことに。

▲1/76スケールなのでかなり小さいが、どうにか開口しそれらしく。

▲装填トレイや閉鎖機も苦労しながら、どうにか雰囲気だけは再現。
この九〇式野砲は何種類かの砲弾を撃てたようですが、時期的に対戦車戦闘に移行していった頃みたいなので、徹甲弾(徹甲榴弾)風の弾も作ってみました。

▲本当に雰囲気だけだが、徹甲弾(風)も作成。しっかり、装填トレイから閉鎖機にまで載る。
そんなこんなで、途中経過。

▲まずテスト的に組んだ1つは、気になる継ぎ目を光硬化パテで処理。

▲足周りも、見えない箇所だが試験的に光硬化パテを施工。

▲パテが硬化した状態。砲塔に見えるマスキングテープは、上下に可動する部分を保護するため。

▲パテを軽く整形したあと、イメージと異なってしまったが枯草色(に似た)塗料を缶スプレー塗装。履帯を着けて、雰囲気を確認。結果的に本番車は、パテの処理を止めることにした。

▲せっかくなので、南方の密林で活躍したイメージを想像して簡易ロケ。

▲当然だが、この色だとやはり目立つ。単色縛りなので仕方がない。
◆決して遺棄戦車ではない
砲弾(らしき物)を作ったので戦車自体に付属している人形をアレンジして、砲弾を装填する雰囲気にもしてみました。(なので、AM/壱色オーディションのコメントに書かれた遺棄車両ではないのです、これ)

▲キット付属のフィギュアをアレンジして、装填の様子をどうにか表現。戦っている状態を再現したかった。

▲この時点で解るが、他のプラ材を使い、砲周りのディティールアップも図った。キットでは、かなり省略されている箇所があった。
転輪の塗装は、円形の塗り分けが大量にあるので、円形マスキングシール(ハイキューパーツ)を使いました。

▲このマスキングシールは、切り目がとても綺麗で便利。

▲このように「らしい」サイズのシールを貼って、それから黒を塗る。
ただ、サークルサイズをうまく測れず、仕上がりはやや失敗。まあ、このあと盛大にウェザリングしてしまうので、ヨシとしました。

▲今回はイマイチだったが、上手くいく時もある。便利なシールであるのは変わらない。
ここまでで基本的な塗装は済み、次に、キットでは用意がないツルハシとシャベルをそれっぽく作って加えました。
しかし、どーして気が付かなかったかなー。時間ないのに何故か2台分作業していることに……。(最後、泡食うんですよコレ)

▲箱絵や他社キットには装備がある、ツルハシとシャベル。雰囲気を出すため、自作してみた。

▲実は、このツルハシとシャベル以外にも手を加えているところはある。
陸軍マークはメタルカラーを使って、磨き込めば輝くようにしました。きっと戦地でも、いくら汚れてもここだけは綺麗にしていたと思うので。

▲正面から見た時、やはり砲を開口してあると見栄えが違う。

▲メタルカラーで塗ったマークは、乾いてから綿棒で磨き込む。このあとのウェザリングでも、この周辺だけは避けるようにした。
そして、単色塗装、でも必要な塗り分け、は終わったところで、評価の対象になるベースの熟考を進めました。結果的には、日本の車両なので桜の切り株を使うことに。2両あるので、テイストの違う2種類を用意し、さらに別の桜の枝で上下に繋ぐ構想です。(あれ?)

▲この車両は、日本に還ることはなかったそうなので、故郷をイメージした桜の切り株を土台に選んだ。
車両がそれぞれ実はビミョーに仕様が異なることから、互いを入れ替えたり向きや角度を検討し、最終的にこの組み合わせに。

▲左はなるべく車体を斜めに入れ隠し、敵を待ち伏せるイメージ。
そうしたら切り株と車両の間に紙を1枚敷き、展示などで動いたりしないようネジで固定。この状態で、どちらもそれなりに汚していきます。(あれー、2台?)

▲次作業でウェザリングの液などが土台に付かないよう、紙を挟んでマスキング代わりにする。この時点で、足周りと車体は接着してしまうので、もうバラせない。

▲汚す前の貴重なカット。履帯は意図的にたるませている。ライトも装着済み。

▲こちらは光硬化パテを使った実験個体。実は、車体前面の牽引フック部を「妖怪パーツ隠し」してしまい、自作している。また、こちらは冒頭のバリ問題で足周りの一部を間違ってカットしており、やはりそこも自作で対応。
ちなみに、この時点ではエンジンの排煙口は仮止めです。高熱で錆びることが多いこの箇所、ウェザリングしてしまうとおかしなことになるので、錆塗りした状態の物を最後に接着します。
そして、ウェザリングをスタート。

▲ウェザリングを何パターンか実施した状態。激戦と猛者な感じを出したかったが、この暗さが審査に影響する結果に。また、溶剤の都合、やはりゴムプラが収縮し、今回は細いこともあり各所がちぎれることに。
次に、単色でも映えるモノが欲しいので、茂みに隠れて敵戦車を待ちかえる用の草木を配します。もちろん、このままだと緑が極端に若すぎるので、これらもウェザリングを施しました。

▲草木は異なる風合いの物を、数種類組み合わせ。このあとのウェザリングでさらにゴムプラ製履帯がちぎれたので、結果的に一部接着で調整し、戦闘で破損した雰囲気に方針変更。
しかし、この状態だとどうもイマイチひと味が足りない印象だったので、庭のリアル木枝を切ってきて、束ねた丸太(風)をこさえて後部に積載させることにしました。色味は決して印象的ではないですが、表情に変化を与えたく、やってみました。場所はだいたい、工具箱の上あたりに掛かる感じです。

▲後部に背負わせた丸太は、本物の木。写真うしろに、細い枝が見える。これが素材。

▲鋼線で束ねた雰囲気を黒糸で演出し、後部に固定。色の彩度変化はまるでないが、実戦の雰囲気は出たと思う。なお、このアイディアは、作業中に出た他誌の作例がモチーフ。
この木材工作を乾かす時間に、フィギュア(歩兵)などの塗装を進めます。最近は、この面倒なフィギュアを加えることにハマッてます もっとも、1/76スケールでは苦労しっぱなしでしたが。

▲戦車キット標準添付のフィギュアと、特別仕様の歩兵15体から数体、拝借。表情付けのアレンジをおこなったのは、装填の様子を再現する2人のみ。
で、ここでひと休憩し、最後のレギュレーション確認……、ん そうですよね、単品作品かつベース上に複数の車両を配置するの禁止、ですよね……。なに、2台組ませる気満々だったんでしょ……、いったいどこで方針転換した?

▲ベースに2台禁止、とだけあるものの、単品という言葉が出ている以上、主体となる戦車が2台登場するのはNGだろうと判断。本当に、何故2台構成で行こうとしていたのか謎。
めちゃ泡食いました 大慌てですよ 急いでどちらか片方だけをオーディションに出すことに絞り、落ち着いて写真撮影
が、毎度ですが絞り羽根のあるデジカメを持っていないので、撮影はとにかく苦労。被写界深度の調節ができないカメラは、どーにもこーにも。あれやこれや苦労して撮った写真を、すこしだけ補正して、応募した3点がこちら。

▲最終形はプレートと歩兵を組ませて、表情を付けてみた。しかし、確かに黒い。

▲歩兵は左右を護るかたちで2人展開。やはり、暗重い。ただ、敵地&激戦を思えば洗車などしている余裕はなかったのでは? という想像からのじぶんなりの答え。

▲履帯は方々が切れているが、戦闘を諦めたり遺棄車両を中心に展開している訳ではない。それはこの写真を見れば明らか。編集部に送っているので、それも見ているとは思うのだが。
応募に使わなかった車両&ベースはこちら。

▲この車両も一部履帯が破損しているが、戦闘を諦めた訳ではない。補修時間などを確保する為、偵察任務などの最中というイメージ。小さくて解らないが、手前の兵士は双眼鏡を手にしている。

▲やはり同様に、黒い暗い重い。色どりの映えがない。でも、戦車は現物をいくつか見たことあるが、艶やかというイメージはどこにもないのがじぶんの印象。パレード用ではないのだから。

▲応募車両に比べれば、破損はまだ軽微。履帯を繋ぎ直すなど修理をすれば、すぐに戦える。問題は、敵がその時間を与えてくれるか、ということ。

▲庭の木枝を使った丸太はお気に入りポイント。この切断面だけが、唯一の明るい部分?
本来は、これら2つを別の桜の枝で繋ぐ予定だったので、それは日を改めて、ということになりました。
ちなみに、応募個体のボツカットがこちら。

▲車体は暗いがベースと合わせればコントラトスはあったかと思ったが、そうは見てくれなかった。まあ、主役は車両なので、そこを心得違いしたということ。

▲スマホのカメラしかまともなデジカメを持っていないので、被写界深度の調節ができず、このようにピントの合わない画ができがち。イメージ写真ならいいかもしれないが、審査用なのでガリピンでないと困る。
写真は、この数だけ撮影し補正掛けてから、模型をまったくやらない家族に選んでもらいました。興味ない人に見てもらうのもアリかなと、いつもセレクトで迷った時はお願いしています。
◆後日譚
さてさて、オーディションの結果は、というと、○○賞の箸にも棒にもかかりませんでした。ちくしょー。

▲最終的な名称は、AMオーディション 2022 『壱色CON』。
そもそも、誌面のどこにもはじめ発見できず、「なにかレギュレーション違反でもしたかな」、とその日はしょんぼり帰宅。後日あらためて確認し、7回見返して、どーにか発見しました。ヨカツター。
掲載の写真は選外だと切手サイズなのは常なのですが、そのため車両にものすごく寄った(トリミングした)写真になっており、そうすると絵面が黒いしさらにノドに掲載されていたので、発見が困難でした。
構想と撮影では切り株の色味も含めてコントラストを付けたつもりなのですが、掲載写真は切手サイズなので車両どアップになり、暗い汚しが強調され雰囲気が黒い。その重さ(シャドウ)具合が難点として、審査員からは指摘されてました。(どなたのコメントなのかは知りたい)
要は、史実としては「ありそう」な仕上がりかもしれなくても、作品(美術/芸術品)である以上、『映え』は必要、と。
「あざとさ」、というか。
例えば、ツイッターから似たようなオープントップ車両で受賞された方の写真を拝借しますが、差し色のミドリが評価されています。写真では、内装の薬莢やその下のケースも『単色』勝負の中でひかっています。このあたり、どうしても判断が別れたのかと。臭くても演出必要なのです。




ただ、じぶんは一貫して鉄の鈍色や重たさ、冷たさのような風合い、硬質さ。兵器としての禍々しさのようなものが好きなので、作風的にはどれも「重い」です。このコンセプトを貫く限り、映えも要求されるコンテストなどは厳しいのかもしれません。受賞がすべてではないですが。
それとやはり感じたことですが、ガンプラに比べ、圧倒的に参加者が少ない。もちろん、応募者がすべてのユーザーではありませんが、それでもかたや2,314点の応募作品があるガンプラコンテスト。アーマーモデリングのコンテストは、前回より増えても157作品。他誌の戦闘機コンテストでは、392作品。(すべて手元にある雑誌の数字から。古いのもあります)
圧倒的に層の厚みが違います。(てか、AFVって飛行機より人気ないの?)
※追伸:このあとで行われた #SAコン は191作品だったようなので、支持数の問題もありますかね。アマモもスケビも好き嫌いが明確に分かれる雑誌なので、非支持層の方が多いだけかも。
ちょうどこのタイミングで馴染みの模型屋に寄ったら、やはり棚はスッカスカだしガンプラは入る先から売れてしまう、と言っている状態。日々、ガンプラの品薄問題は話題ですが、どんどん売れるガンプラを尻目に、相変わらず飛行機や戦車はまったく動かないそうです。まあ、制作の難しさも、作ったあとの展示/保管方法もハードル高いのは事実ですが。う〜ん。
じぶんは雑食なので割りかしなんでも作りますが、どうしてもガンプラに皆、流れて行ってしまいますよね……。

▲ガンプラの最先端シリーズ、『エントリーグレード』。接着剤、道具、塗装、シールすべてが不要。それでこのパケ写どおりの仕上がり。そして、なのにお値段770円(10%税込)。勝てる訳がない。
あと、店主は転売ヤー問題にも眉をひそめていました。「嫌な時代ですよねー」と。アレは買い取る店も、買うユーザーも問題ですよね。まあ、作らずにただひたすらに積んでいる既存ユーザーも、こうなっては悪に見えますけど。
モータライズ戦車は面白いですよ、ちょこちょこ動くし、あっちこち走るし。これを機に、どうですか? 今、ミニ四駆もとっても人気らしいので、動く模型、好きでしょ、みなさん
やかん

